UQモバイルを愛用していた方にとって、「節約モード」の廃止は大きなニュースです。
かつては最強とまで言われていたUQモバイルの節約モード。しかし、2023年6月のプラン改定によって「1Mbps節約モード」が廃止され、ユーザーの間で不満が広がっています。
新プランでは一部のプランでしか節約モードが利用できないため、「切り替えができない」「以前より速度が遅い」といった声も多く聞かれます。特にデータ通信量を節約したい方には、この改定は「改悪」と感じるかもしれません。
この記事では、UQモバイルの節約モード廃止の背景や、新プランでの設定方法、今後の選択肢について詳しく解説します。
- UQモバイルの節約モードが廃止された理由とその影響について理解できる
- 現行のプランで節約モードを利用できるかどうかがわかる
- 節約モード廃止後のデータ通信速度や対策について知ることができる
- 他の格安SIMで1Mbpsの節約モードを使う選択肢を検討できる
UQモバイルの節約モードは廃止になった?
- UQモバイルから1Mbps節約モードがなくなりました【2023年6月】
- くりこしプラン+5Gで節約モードのバースト機能が改悪【2021年9月】
UQモバイルから1Mbps節約モードがなくなりました【2023年6月】
2023年6月1日にUQモバイルのプランが大きく変わりました。
その中で最も衝撃的な変更が「1Mbps節約モードの廃止」です。
これほどの人気サービスがなくなるなんて信じれれません…
くりこしプランやくりこしプラン+5Gを継続利用している方は問題ありませんが、コミコミプランやトクトクプランに変更したり、新規で申し込んだりすると節約モードは使えないので注意してください。
現状で1Mbps以上の節約モードを使えるのは以下の格安SIMだけになってしまいました。
mineoは通信速度が節約モード以下になることも多く評判が良くありません。速度の安定性を考えると、今後UQモバイルの代わりになるのはNUROモバイル
くわしくは「この格安SIMの低速モードなら無制限OK!プロが比較した結論は?」をご覧ください。
くりこしプラン+5Gで節約モードの速度が改悪【2021年9月】
UQモバイルの「くりこしプラン」と「くりこしプラン+5G」で節約モードの速度計測結果を比較してみました。
くりこしプラン | バースト機能でダウンロードの初速は30Mbps程度。その後スピードが徐々に落ち着いて最終的には5Mbsp前後で計測終了。アップロードはバースト機能がさらに強力。 |
くりこしプラン+5G | バースト機能が効いているのはアップロードのみ。ダウンロード速度は公表通り1Mbps前後を常に推移して計測終了。 |
アップロードに名残があるものの節約モードのバースト機能はほぼ廃止されたと言っていいでしょう。
今後バースト機能が復活する見込みもありません
動画配信サイトでも快適に見れていたバースト機能が廃止され、体感速度も低下したのは非常に残念です。
\ CHECK NOW /
UQモバイルは節約モードが廃止されても使うべき?
- 節約モード廃止によるユーザーへの影響
- 節約モード廃止はUQモバイルの改悪なのか?
- 節約モードが使えないプランとその対策
節約モード廃止によるユーザーへの影響
UQモバイルの節約モード廃止により、ユーザーはさまざまな影響を受けることになりました。まず、以前のプランで利用できた「1Mbpsの節約モード」が使えなくなったため、データ容量を使い切った後の通信速度が300kbpsに制限されるようになりました。この変更により、以前はストレスなく行えたSNSの閲覧や音楽ストリーミングが、速度制限下ではスムーズに利用できなくなる場合が増えています。
特に影響を受けるのは、動画視聴や画像の多いウェブページの閲覧をするユーザーです。1Mbpsであれば、YouTubeの標準画質動画やInstagramの画像表示も快適に行えましたが、300kbpsでは低画質設定でも再生に時間がかかり、途中で止まってしまうことが多くなります。これにより、日常的にデータ通信量を節約しながら利用していたユーザーは、以前と同じ使い方ができなくなり、ストレスを感じる場面が増えるでしょう。
また、新プランでは節約モードの利用自体が制限されているため、節約モードを活用していたユーザーにとってはプラン変更の選択肢が限られています。今後、節約モードを使ってデータを無制限に利用することが難しくなったため、データ容量を追加購入する頻度が増えたり、別の格安SIMへの乗り換えを検討せざるを得ない状況になっている方も少なくありません。
節約モード廃止はUQモバイルの改悪なのか?
節約モード廃止は、多くのユーザーから「改悪」との声が上がっている事実があります。以前のUQモバイルは、1Mbpsの節約モードにより、データ通信量を気にせず使い放題にできる最強の格安SIMとして評価されていました。この機能により、SNSや音楽ストリーミング、YouTubeの標準画質動画視聴まで幅広く楽しむことができ、多くのユーザーが満足していたのです。
しかし、新プランの登場により、節約モードは300kbpsに制限されるか、場合によっては利用自体ができなくなっています。この変更により、節約モードを目当てにUQモバイルを契約していたユーザーにとっては、サービスの魅力が大幅に減少したと言えるでしょう。
データ容量を節約しながら利用したいという目的で選んだユーザーにとっては、もはやUQモバイルは最適な選択肢ではありませんね…
一方で、新プランでは「コミコミプラン」や「トクトクプラン」など、さまざまなニーズに対応したサービスも提供されています。これにより、データ容量の大きいプランを求めるユーザーにはメリットがあると言えるでしょう。しかし、節約モードの廃止や制限によって、多くのユーザーが従来の使い方ができなくなったことから、「改悪」と感じる人が多いのも事実です。
節約モードが使えないプランとその対策
UQモバイルの新プランである「トクトクプラン」や「コミコミプラン」では、節約モードが利用できなくなっています。これらのプランは、データ容量が豊富で料金も含めたお得感がある一方、節約モードを活用していたユーザーにとっては不便を感じる点があります。節約モードを使えないということは、データ容量を使い切った後は通信速度が大幅に制限され、通常のインターネット利用が困難になる可能性が高いです。
データ通信量の節約を意識して使っていた人にとって、この変更は大きなデメリットとなります!
この問題に対する対策として、まず考えられるのが「ミニミニプラン」への加入です。ミニミニプランでは、300kbpsの節約モードが提供されています。速度が1Mbpsより遅いため、動画の視聴や画像の多いウェブページの閲覧にはやや不向きですが、LINEや音楽ストリーミング、テキスト中心のSNS利用であれば十分に対応できます。このプランに変更することで、データ容量を使い切った場合でも最低限の通信を維持することが可能です。
次に、他の格安SIMへの乗り換えを検討する方法もあります。現在、UQモバイル以外の格安SIMの中には、節約モードで1Mbps以上の通信速度を提供しているものがあります。
例えば、mineo
また、NUROモバイル
その他の対策としては、データ容量の節約を意識した設定変更を行うことです。具体的には、動画の画質を低く設定する、SNSアプリのデータセーバーモードをオンにするなどが挙げられます。くわしくは「おかしい!何もしてないのにギガが減る5つの原因と3つの対策方法【スッキリ解消】」を参考にしてください。
これにより、データ通信量の消費を抑え、節約モードが使えない場合でもデータ容量を長持ちさせることができます。
UQモバイルの節約モード廃止について総括
この記事の内容をまとめておきます。
- 2023年6月にUQモバイルの「1Mbps節約モード」が廃止された
- 節約モード廃止は、くりこしプラン+5Gの利用者には影響なし
- 新プラン「コミコミプラン」や「トクトクプラン」では節約モードが使えない
- ミニミニプランでは300kbpsの節約モードが利用可能
- 300kbpsでは動画視聴や画像の多いページの閲覧には不向き
- 1Mbps節約モードはYouTubeの標準画質やSNSに適していた
- 節約モード廃止で、データ容量を気にするユーザーには不便になった
- バースト機能も2021年9月のプラン改定で廃止された
- 新プランに移行すると、節約モードを利用できなくなる可能性がある
- 他の格安SIMでは、mineoやNUROモバイルが1Mbpsの節約モードを提供
- mineoは1.5Mbpsの「パケット放題Plus」オプションを提供している
- NUROモバイルのNEOプランは1Mbpsの節約モードが使える
- データ節約のため、画質を下げる・データセーバーモードの活用が推奨される
- 節約モード廃止により、データ容量追加の必要性が高まる
- UQモバイルの節約モード廃止は「改悪」と感じるユーザーが多い