OCNモバイルONEの新規受付が2023年6月末をもって終了となりました。
このニュースが非常に衝撃的だったのは、OCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」が、データ量を節約したい方にとって大変便利なオプションだったからです。
特定の音楽アプリのデータ通信量をカウントせずに利用できる夢のようなサービスでした!
既存ユーザーはMUSICカウントフリーを今まで通り利用できますが、OCNモバイルONEにこれから申し込もうと思っていた方は、代替サービスを探す必要があります。
今回の記事では、MUSICカウントフリーの代わりにどのようなサービスを検討できるかをご紹介します。
- OCNモバイルONEの新規受付終了に伴う影響
- MUSICカウントフリーとは?サービス詳細
- 代替サービスの選び方と注意点を把握できる
MUSICカウントフリーを提供するOCNモバイルONEの新規申込受付が終了
- OCNモバイルONEの新規申込みが終了
- MUSICカウントフリーとは?
- MUSICカウントフリーの対象アプリ
- musicカウントフリーのデメリット
- 適用されない場合の対処法
- YouTubeには対応していません
OCNモバイルONEの新規申込みが終了
2023年6月30日をもって、OCNモバイルONEの新規申込みが終了しました。
突然の発表だったので衝撃的でしたね…
特に「MUSICカウントフリー」を利用していた方への影響は無視できません。
MUSICカウントフリーは対象の音楽アプリのデータ通信量がカウントされないため、データ通信容量の消費を抑えつつ音楽を楽しめる便利なオプションだったからです。
このサービスは既存のOCNモバイルONEユーザーには引き続き提供されますが、新規契約を希望するユーザーは契約が難しく、他のサービスを選ばざるを得ない状況です。
新規でOCNモバイルONEを利用することができなくなったため、同様の音楽データカウントフリーオプションを提供している代替サービスを探すのが現実的な対応方法といえます。
MUSICカウントフリーとは?
MUSICカウントフリーとは、OCNモバイルONEが提供していたデータカウントフリーオプションの一つで、指定された音楽アプリを使用する際、そのデータ通信量がユーザーの契約データ容量にカウントされないという特徴を持っています。
このオプションを利用することで、ユーザーは通信容量を気にせずに音楽をストリーミング再生でき、外出先でも好きな楽曲やプレイリストを自由に楽しむことができました。
具体的には、OCNモバイルONEが指定するAmazon MusicやLINE MUSICなどのアプリを使用する際、データ通信量が契約プランのデータ容量に加算されません。
このため、MUSICカウントフリーは通勤や通学の時間に音楽を聴くユーザーや、Wi-Fi環境のない場所で長時間音楽を利用するユーザーにとって非常に魅力的なサービスとして提供されてきました。
通信制限を気にすることなく音楽が聴けるので、ONCモバイルONEユーザーに人気のサービスでした!
ただし、MUSICカウントフリーの対象は音楽データのみであり、アプリ内での動画視聴や広告表示によるデータ通信は対象外となります。VPNやプロキシを経由した接続、公式アプリ以外の音楽アプリからの接続は対象外です。
こうした対象外の条件もあるため、利用時には各条件を理解し、音楽データのみがカウントフリーの対象であることに注意する必要があります。
MUSICカウントフリーの対象アプリ
MUSICカウントフリーの対象アプリには、人気の音楽ストリーミングサービスがいくつか含まれています。
- Amazon Music(https://www.amazon.co.jp/amazonmusic)
- AWA(https://awa.fm)
- dヒッツ(https://selection.music.dmkt-sp.jp/)
- LINE MUSIC(https://music.line.me/)
- Spotify(https://www.spotify.com/jp/)
- TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク(https://music.tower.jp/)
これらのアプリを利用する際の音楽データは通信容量としてカウントされない仕組みです。
データ通信量の心配をせずに音楽を楽しむことができていました♪
対象アプリは、ユーザーが幅広く利用する人気の高い音楽配信サービスに限定されており、音質の設定に関わらず、ストリーミングで楽曲を再生する場合にカウントフリーが適用されます。
また、MUSICカウントフリー対象アプリはOCNモバイルONEが随時見直しを行っており、対象アプリの追加や変更が発生することがありました。
サービス内容が変更される場合、OCNモバイルONEのウェブサイトなどで告知が行われていたため、利用者は対象アプリの最新情報を確認することが推奨されます。
MUSICカウントフリーのデメリット
MUSICカウントフリーは、対象アプリのデータ通信量をカウントしないため、データ容量の節約になる便利なサービスですが、いくつかデメリットもあります。
カウントフリー対象は音楽アプリのみ
まず、カウントフリーの対象は特定の音楽アプリに限られており、すべての音楽関連アプリが対象には含まれていないため、利用するアプリ次第では恩恵を感じにくい点が挙げられます。
例えば、音楽以外の動画コンテンツを含むアプリや、特定のプロキシやVPNを経由した通信ではカウントフリーが適用されません。よって、アプリの用途が幅広い場合や、複数のデバイスで利用する場合には注意が必要です。
過度の使用で一時的な通信速度制限に
また、通信制限を避けるためのサービスであるものの、MUSICカウントフリーを過度に使用すると、一時的な通信速度制限がかかる場合もあります。
これは大容量データを扱うアプリや、長時間にわたる連続利用が続くと、通信速度が制限される可能性があるためです。このため、安定した高速通信が求められる状況では使いづらく感じるかもしれません。
OCNモバイルONE加入者のみ使用可能
さらに、サービス自体が特定のOCNモバイルONEプランに限定されているため、他の格安SIMプランやキャリアを利用するユーザーには対応していません。
こうした制限から、MUSICカウントフリーは幅広い利用に対応するサービスではないため、使用前にはこうしたデメリットを確認し、自身の使い方に合っているか検討することが大切です。
適用されない場合の対処法
musicカウントフリーを利用していても、通信データがカウントされてしまうことがあります。
このような場合には、まず利用しているアプリがカウントフリー対象の最新リストに含まれているかを確認しましょう。サービスの対象は随時見直されており、新しいアプリやサービス更新により対象から外れることもあります。
公式サイトで最新の対象リストを確認することが、カウントフリーが適用されない場合の第一歩です。
次に、アプリを経由する通信であってもVPNやプロキシサーバーを利用している場合、カウントフリーの対象から外れることがあります。
これらを無効化してアプリを再起動することで、適用される可能性が高まります。また、アプリの最新バージョンが対象外になってしまった場合もあるため、必要に応じて以前のバージョンを利用する、もしくはアップデート情報の確認も有効です。
これらの対策を行っても適用されない場合、OCNモバイルONEのサポートに問い合わせることも一つの方法です。
適用されない原因を特定することで、安心してサービスを利用することができるでしょう。
規約には「当社は、通信がカウントフリー®対象とならなかったことで契約者に発生するいかなる損害について、一切の責任を負いません。」とあるので注意してくださいね
YouTubeには対応していません
MUSICカウントフリーは多くの音楽ストリーミングアプリに対応していますが、「YouTube Music」も含めYouTubeが提供するサービスは対象外となっています。
これは、YouTubeが動画プラットフォームであるためであり、YouTubeを介した音楽視聴であっても動画データの通信量が大部分を占めるためです。
YouTubeをたくさん見る人がMUSICカウントフリーに加入しても意味ないってことですね…
こうした点から、YouTubeを通じて音楽を楽しみたい場合、Wi-Fi環境での利用を推奨します。Wi-Fiを利用することで通信量を抑えることができ、動画のストリーミングも快適に楽しむことができます。
また、YouTube Premiumに加入して動画をダウンロードしておくことで、オフライン再生が可能になり、データ通信量を節約する方法も有効です。
音楽視聴をメインに考えている場合は、YouTube以外の対象アプリである「Amazon Music」や「Spotify」などを選ぶと、データ消費を抑えつつ音楽を楽しむことが可能です。
YouTubeを使い続けるなら、他のデータ節約方法と組み合わせて利用することがポイントとなるでしょう。
MUSICカウントフリーがサービス終了したらどうする?
- カウントフリーを提供する他社サービス
- 代替サービスの選び方と注意点
カウントフリーを提供する他社サービス
カウントフリーは、データ通信量のカウントを抑えられる便利なサービスで、多くのMVNO(仮想移動体通信事業者)で提供されています。
他社でも、特定のアプリやサービスの通信量をカウントしない「カウントフリー」のオプションがあり、これを利用することで通信容量を気にせず快適にアプリを利用できるようになっています。
例えば、主要なサービスとしてmineo
mineoのパケット放題Plus
mineo
mineoのパケット放題Plusは、通常のデータ容量を節約したい人や、データ量に関する不安を軽減したい人に適しています。
最大1.5Mbpsの低速通信でデータ通信を利用でき、テキスト主体のSNS利用や軽めの動画視聴であればスムーズに利用可能ですよ♪
また、低速ながらもアプリのバックグラウンド通信や、メール、メッセージ送受信などもストレスなく行えるため、データ使用量を気にせずに快適なインターネット接続が可能です。
このように、mineoのパケット放題Plusは、通信量を抑えたい人やSNS中心の利用には便利ですが、使用目的に応じて追加の高速データ利用が必要かを考慮して利用するのが良いでしょう。
LinksMateのカウントフリーオプション
主にゲームやエンターテインメント関連アプリに対応しており、重たいデータ通信が発生しやすいアプリを頻繁に利用するユーザーにとって非常に便利なサービスです。
指定の対象アプリ利用時のデータ通信量が節約できるため、ゲームや音楽、動画視聴などを思う存分楽しめます!
通信量削減率は90%以上とされており、データ容量の消費を最小限に抑えることが可能です。
ただし、VPNやプロキシ経由の通信、アプリのバックグラウンド更新など、カウントフリー対象外となる通信も存在するため、使用環境によってはデータ量が発生する可能性もあります。
したがって、LinksMateのカウントフリーオプションを使う際は、自分の利用方法がどの程度データ量を節約できるか、対象サービスの更新情報などをこまめに確認し、無駄のない利用を心がけることが大切です。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプション
BIGLOBEモバイルの「エンタメフリーオプション」は、特定のエンターテインメント系アプリで発生するデータ通信量をカウントせずに利用できるオプションです。
主にYouTube、Apple Music、Spotifyなどの音楽・動画配信サービスに対応しており、長時間の視聴をしてもデータ容量を心配する必要がありません。
月間データ容量の消費を気にせずに動画や音楽を楽しみたい方にとって便利なオプションとなっています♪
エンタメフリーオプションは、月額料金がリーズナブルで、YouTubeで動画を頻繁に視聴するユーザーは、通常のデータプランを無駄なく使うことができるでしょう。
ただし、通信速度に関しては利用時間や回線の混雑状況によっては低速になることがあり、特に高画質の動画視聴には不向きな場合もあります。
また、VPNや一部の通信形式においては適用されないことがあるため、利用前に対象となる通信内容を確認するのが賢明です。
これらの特徴から、エンタメフリーオプションは、特定のエンタメアプリを中心に利用する方にとって、コストを抑えて快適にサービスを楽しむための有効な手段と言えるでしょう。
代替サービスの選び方と注意点
将来的にOCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」が終了してしまったら、代替サービスを探さなければいけません。
代替サービスを選ぶときにはいくつかのポイントを押さえることが重要です。
よく利用しているアプリは?
まず、代替サービスを選ぶ際は、自分がどのようなアプリを中心に使っているかを明確にすることが大切です。
たとえば、音楽ストリーミングが多い方は、音楽アプリがカウントフリー対象となるサービスを選ぶと、データ通信量の節約につながります。
YouTubeなど動画視聴が多い場合は、動画配信に対応するプランがあるかを確認しましょう。
サービスの利用条件は?
次に、注意すべき点は、各サービスの利用条件です。MVNOごとにカウントフリーの対象となるアプリや通信内容は異なり、たとえば一部のサービスではVPN経由の通信が対象外とされている場合もあります。
また、カウントフリーの適用範囲に制限がある場合もあるため、利用予定のアプリが対象となっているかを確認することが重要です。
さらに、月額料金やサービス品質も比較すると、コストと利便性を兼ね備えた最適なプランを見つけやすくなります。
自分の利用スタイルに最も適したサービスを選ぶことがポイントです!
契約後もサービス内容が変更される場合があるため、利用状況を確認しながら定期的にプランを見直すことも、長期的に満足度の高いサービスを維持するためには欠かせません。
MUSICカウントフリーも終了になるかはわかりません
OCNモバイルONEの新規受付は終了しましたが、MUSICカウントフリーがこの先どうなるかはまだわかりません。
この記事の内容をまとめておきます。
- 2023年6月30日にOCNモバイルONEの新規申込みが終了
- 「MUSICカウントフリー」の新規利用は不可となった
- MUSICカウントフリーは既存ユーザーのみ継続利用できる
- MUSICカウントフリーでは対象アプリの通信量がカウントされない
- 新規契約を希望するユーザーは代替サービスを探す必要がある
- 利用可能なアプリはAmazon MusicやLINE MUSICなどがある
- 音楽データのみ対象で、動画視聴などはカウントフリー対象外
- VPNやプロキシ経由の通信は適用対象外となる
- YouTubeやYouTube Musicはカウントフリー対象に含まれない
- 代替サービスとしてmineoやLinksMateなどが検討可能
- mineoの「パケット放題Plus」はSNS利用や動画視聴に適する
- LinksMateの「カウントフリーオプション」はゲームにも対応する
- BIGLOBEモバイルのエンタメフリーは動画・音楽アプリ向け
- 代替サービス選定にはよく使うアプリの対応を確認するべき
- サービス内容や対象アプリは随時変更されるため定期的な確認が必要