シムラこんにちは。スマホアドバイザーの「シムラ」です!
楽天モバイルを検討中の方、あるいは既に契約しているけれど「全然繋がらない」「電波悪い」と感じて不安になっている方は多いのではないでしょうか。特にiPhoneやAndroidを使っているときに、地下や建物の中で急に圏外になったり、通信障害でもないのにパケ詰まりを起こしたりすると、本当に困ってしまいますよね。



私自身も色々な回線を試す中で、通信品質には悩まされることがあります…
この記事では、なぜそのような現象が起きるのか、技術的な背景や2025年に向けた改善の見込みについて、詳しく解説していきたいと思います。
- 楽天モバイルが建物内や地下で繋がりにくい物理的な原因
- プラチナバンド導入による実際の変化と通信速度の現実
- iPhoneやAndroidで圏外になる際の具体的な設定確認手順
- 自宅の電波状況を改善するための公式サポートと活用方法
\ 忙しい人のために結論から! /
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楽天モバイルが全然繋がらないと感じる技術的理由


「なぜ自分のスマホだけ繋がらないんだろう?」と感じることはありませんか。実はこれ、単なる基地局の数だけの問題ではなく、楽天モバイルが使用している電波の「種類」や、スマートフォンとの「相性」といった技術的な要因が複雑に絡み合っています。ここでは、通信トラブルの裏側にある仕組みを分かりやすく紐解いていきます。
なぜ繋がりにくいのか周波数特性から解説
楽天モバイルが「繋がらない」と言われる最大の理由は、メインで使用している電波(周波数帯)の性格にあります。楽天モバイルのネットワークの主役は「1.7GHz帯(Band 3)」という周波数なのですが、この電波には「直進性が強く、障害物に弱い」という特徴があるんですね。
イメージとしては、光に近い性質を持っています。見通しの良い場所なら遠くまで飛ぶのですが、ビルなどの建物に当たると、壁を通り抜けずに跳ね返ってしまうんです。これを専門的には「回折(かいせつ)性が低い」と言ったりします。そのため、窓際ではアンテナがバリバリ立っているのに、部屋の奥やトイレ、コンクリートに囲まれた地下などに入った瞬間に、急に圏外になってしまう現象が起きやすくなります。これを「クリフ効果(崖から落ちるように電波が切れる)」と呼ぶこともありますね。
大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)は、この弱点を補うために様々な周波数を組み合わせていますが、楽天モバイルは参入当初、この1.7GHz帯一本で戦わなければならなかったため、どうしても「穴」ができやすかったのです。
ゴミ回線という評判とプラチナバンドの影響


SNSなどで「ゴミ回線」といった厳しい言葉を目にすることもありますが、これはユーザーの期待と実際の電波特性のミスマッチから生まれていることが多いです。しかし、2024年6月から状況は変わり始めています。楽天モバイルがついに「プラチナバンド(700MHz帯)」の商用サービスを開始したからです。
プラチナバンドは、先ほどの1.7GHz帯とは逆に、障害物を回り込んで届く力が非常に強い電波です。これにより、これまで電波が届かなかったビルの深部や山間部でも繋がりやすくなることが期待されています。ただ、一つ知っておいていただきたい重要な点があります。それは、楽天モバイルに割り当てられたプラチナバンドの帯域幅が「3MHz幅」と非常に狭いことです。
帯域幅というのは道路の車線数のようなもので、ここが狭いと一度にたくさんのデータを流せません。つまり、「プラチナバンドで圏外は解消される(繋がるようになる)」けれど、「通信速度は爆速にはならない(テキストや軽いWeb閲覧レベル)」という可能性があります。



「繋がらない」ストレスは減りますが、動画をサクサク見たい場合は、引き続き1.7GHz帯が届く場所に移動する必要があるかもしれません。
電波あるのに繋がらないパケ詰まりの原因
アンテナピクト(信号マーク)は立っているのに、Webページが開かない、LINEが送れない。いわゆる「パケ詰まり」や「パケ止まり」と呼ばれる現象も、楽天モバイルユーザーを悩ませる種の一つです。これには、5Gと4Gの切り替え(ハンドオーバー)の失敗や、アップロード速度の低下など、いくつかの原因が考えられます。
特に5Gエリアの端っこでは、スマホが微弱な5G電波を無理に掴もうとして通信が不安定になり、4Gに戻る際にデータ通信が途切れることがあります。また、これまで関東地方などでは、衛星通信との干渉を防ぐために基地局の出力を抑えていた事情もありました。しかし、2024年に入ってこの干渉調整条件が緩和され、基地局のパワーアップが可能になっています。
これにより、建物の中への浸透度も上がり、5Gエリアの品質は徐々に改善に向かっています。もし頻繁にパケ詰まりが起きる場合は、スマホの設定で一時的に「4G固定」にしてみるのも、応急処置として有効な場合がありますよ。
通信障害をリアルタイムで確認する方法


「急に繋がらなくなった!これって通信障害?」と不安になったときは、SNSや公式サイトでリアルタイムの情報を確認するのが一番です。X(旧Twitter)で「楽天モバイル 繋がらない」や「楽天モバイル 障害」と検索して、「最新」タブを見ると、自分と同じ地域で同じ症状の人がいないかすぐに分かります。
公式な情報は「楽天モバイル 障害情報」のページで確認できますが、反映に少し時間がかかることもあります。もし、特定の場所だけで繋がらないなら、それは障害ではなく、その場所固有の電波環境の問題(局所的な圏外)である可能性が高いですね。
突然繋がらなくなったiPhoneの設定確認
iPhoneを使っている方で、「昨日までは使えていたのに急に繋がらなくなった」という場合、端末側の設定やiOSの挙動が原因であるケースが意外と多いです。特に、他社のSIMと併用する「デュアルSIM」運用をしている方は要注意です。
まず確認してほしいのが、「モバイルデータ通信」の切り替え設定です。意図せず副回線側に切り替わっていて、そちらが圏外だと通信できません。設定アプリの「モバイル通信」から、楽天モバイルの回線がオンになっているか、そして「音声通話とデータ」の設定が適切かを確認しましょう。
また、iOSの「キャリア設定アップデート」という通知が来ていたら、必ず適用してください。これでネットワークの接続情報が最新になり、安定性が向上することがあります。それでもダメな場合は、一度「機内モード」をオンにして10秒ほど待ち、オフにする操作を試してください。これでiPhoneが電波を掴み直してくれることが多いですよ。
楽天モバイルが全然繋がらない場合の対策と将来性
現状の繋がりにくさに不満がある場合でも、すぐに解約する前に試せることがいくつかあります。また、今後のインフラ整備計画を知ることで、待つ価値があるかどうかの判断材料になるかもしれません。
電波が悪い場所での屋内対策と改善要望


自宅や職場など、特定の屋内だけで電波が悪い場合は、公式アプリ「my 楽天モバイル」から「電波改善・調査依頼」を出すことができます。これは単なる意見箱ではなく、実際に基地局建設の優先順位を決めるための重要なデータとして扱われます。
また、すぐに改善したい場合の選択肢として、Wi-Fi環境があれば通話が可能になる「Rakuten Link」アプリの活用も有効です。さらに、条件が合えば「Rakuten Casa(楽天カーサ)」という小型基地局を自宅に設置することも可能です。これは自宅のインターネット回線を使って、小さな楽天モバイルのエリアを作る機器です。外の電波が入らなくても、家の中だけは快適な楽天回線エリアにすることができます。
2025年の基地局増設計画でエリア拡大


「いつになったら繋がるようになるの?」という疑問に対し、楽天モバイルは2025年に向けて具体的な基地局増設計画を進めています。公開されている情報によると、2025年の2月や10月をマイルストーンとして、関東近郊のベッドタウン(埼玉県川口市や狭山市など)や、地方都市(三重県津市、石川県小松市など)での基地局設置完了が予定されています。
これまでは都市部のカバーが中心でしたが、今後は生活圏の細かい「穴」を埋めるような建設が進んでいくと考えられます。特にプラチナバンドの基地局が増えてくれば、これまで弱かったエリアの底上げが期待できるでしょう。ご自身の住んでいる地域がエリア拡大の予定に入っているか、エリアマップでこまめにチェックしてみるのも良いですね。
電波改善への期待と2万円還元の活用
「電波改善 2万円」というキーワードで検索される方がいらっしゃいますが、これには少し注意が必要です。かつては、Rakuten Casaを設置すると協力金としてキャッシュバックがもらえるキャンペーンなどがありましたが、現在は実施されていません。
逆に、Rakuten Casaをレンタルして、契約終了後に返却しなかったり紛失したりすると、違約金として約2万円が請求される場合があります。今は事務手数料も月額料金も無料でレンタルできるので、金銭的なメリットというよりは、「自宅を圏外から救うための無料ツール」として捉えるのが正解です。
もし、他社から乗り換えることでポイント還元を受けたい場合は、電波改善とは別の「乗り換えキャンペーン」を活用することになります。最大で数万ポイントが還元されることもあるので、それを元手に機種変更をして、より電波の掴みが良い最新スマホ(Band 18対応機種など)手に入れるのも一つの「電波改善策」と言えるかもしれません。
お得な紹介キャンペーンを利用して試す


ここまで読んで、「将来的に改善されるなら、サブ回線として試してみようかな」と思った方もいるかもしれません。もしこれから申し込むなら、普通に公式サイトから申し込むよりも、紹介キャンペーンを利用するのが圧倒的にお得です。
特に「三木谷キャンペーン」と呼ばれる、楽天社員や三木谷社長の紹介リンクを経由する方法だと、最大14,000ポイントがもらえます。通常の紹介キャンペーンよりポイント数が多く、条件も少し緩やかだったりします。まずはこのポイントをもらって、実質無料で数ヶ月間、ご自身の生活圏で電波が入るかテストしてみるのが一番賢いやり方かなと思います。
詳しくは、当ブログの以下の記事で解説していますので、損をしたくない方はぜひチェックしてみてください。
楽天モバイルでもらえる7000ポイントの謎と最適解(14,000ポイント紹介キャンペーン解説)
楽天モバイルが全然繋がらない問題のまとめ
楽天モバイルが「全然繋がらない」と感じる背景には、1.7GHz帯の物理的な特性や、エリア拡大の過渡期におけるローミングの切り替え、さらには端末側の設定など、様々な要因があります。



しかし、プラチナバンドの開始や2025年に向けた基地局増設など、改善への動きは着実に進んでいます。
「繋がらない」ストレスを抱え続けるよりも、まずは設定の見直しや屋内対策を試しつつ、どうしてもダメならポイント還元を活用して他社と併用するなど、賢く付き合っていくのが今のベストな選択肢ではないでしょうか。






